梅雨のあとさき
梅雨入りか?と思わせるような夜来の雨

花壇に水を貯めたくて雨中をあるきました
こんな時に口ずさんでしまうのは
ユーミンの「青いエアメール」
♪ 青いエアメールがポストの落ちたわ
雨が沁みぬうちに急いでとりにいくわ
傘をほほでおさえ待ちきれず開くと
癖のある文字が切なすぎて歩けない♪


小説「仁淀川に帰す」は
第八章その5です
その5
K氏に憧れを持ち結婚するならこういう人、という
思いをいだきながら教師としても充実の日々をすごしていた
亜実だが、現実にはなかなか進展はしなかった。
夏休みの終わりに短期留学していた正之が無事に帰国し
少し大人びた様子がみえて家族皆で喜んだ。
ホームステイ先の米国人一家が日本贔屓で正之を暖かく
家族のように迎え入れてくれたようだ。
無事到着の国際電話を最初にもらっただけであとは
1ヶ月を完全にあちらの生活に没頭していたようだ。
日本に無事帰国してすぐに正之本人にお礼の電話を入れさせて
あとは郵便で両親からの感謝の気持ちを伝え、
日本の菓子を送ったりした。
帰国から1ヶ月過ぎた頃あちらから
「正之が帰国してとても淋しいから大学も
是非こちらに留学するように」との
親切な返信もあった。
正之自身は特にはしゃぐこともなく英語力の
不足を身に沁みたらしく独学でラジオやテープを
熱心に聞いて勉強するようになっていた。
そんなある夜、K氏から孝之に電話があり
「近日中に伺います」とのことであった。
孝之にはその内容がわからなかったが、
亜実はその夜を待ちわびていた。
つづく
by akageno-ann | 2025-05-30 13:50 | エッセ- | Trackback


