アンのように生きる・・・(老育)

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かけがえのない日本の片隅からの発信をライフワークとして、今は老いていくにも楽しい時間を作り出すことを考えています。

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カテゴリ:エッセ-( 488 )

ほっこりとした日に

3月からずっと心安らぐ日が少なくて・・のんびりと散策・・は久しぶりです。
ご近所の友人に 連れて行ってもらいました・・
車で5分 飯能市 
ずっと前からあったのですが、リノベーションも行われて、とても素敵な自然公園になっていました。小さなお子さんはもちろん、私たち大人にも心癒される場所です。
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花壇も芝桜がすっかり咲いて、今日は新緑がまた美しかったです。


















そこにcafeもできました。優しい日差しを感じながらお久しぶりの会話も
両親のことを聞いていただいたり、心の中の不安感を正直に話させていただいて。
私よりずっとお若い友人ですが、仕事の時の良き先輩で、いっぱい助けていただきました。
温かい家庭を作り、そしてご自身もずっと仕事をされていて、私にとっては尊敬できる人の一人です・・
両親が施設と病院でそれぞれにお世話になっているスタッフさんたちも若くて・・
家族をもっていらして、その中で自然な優しさがあって・・
若い人と出会うと少しずつどこかに置き忘れた大切な心を取り戻します。

今日はこれから従妹を施設の近くの和食やさんに半年ぶりに連れて行こうと思います。
春になったのに なかなかその機会を持ちませんでしたが・・今日は私は元気を取り戻しました。午後は家の掃除・・整理整頓・・これもしっかりできていなかった・・
この季節を外すと暑い夏になり また怠惰な心が強まります・・

今がチャンス・・片づけることで 生産的な気持ちにもなるようです。

頑張らなくちゃ・・・今日の日にも感謝です。

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by akageno-ann | 2019-04-18 15:50 | エッセ- | Trackback | Comments(0)

令和元年を迎える

あと一か月で令和元年を迎える・・
心が引き締まる思いでいます。この「令和」の元号を考えられた
方が万葉集の研究者中西進先生であることに思いを寄せます。
もう半世紀も前に 私は予備校でこの方の素晴らしい古典の
授業を夏期講習で受けました。

国文学の面白さを改めて知らされて、このとき間違いなく国文科を
選びました。そのあと万葉集の大家太田善麻呂先生にも指導を受けました。

友人のブログにいつも美しい和菓子がアップされていて、桜をお菓子に託して
愛でるのもいいなあと思い今日は虎屋で「御代の春」という銘菓を求めました。
新しい御代を迎える時に相応しいお菓子だと思いました。

そして一人で実家に泊まり、一人でこのお菓子をいただきました。
特別な思いがありました。
明日は父が転院します・・救急で入れていただいた総合東京病院
素晴らしい病院でした。
全体的に若々しい病院で医師もスタッフも若い・・
そして謙虚さとクールさを兼ね備えていました。
父は初めの一週間はずいぶんとご苦労を掛けたと思います。
退院の今日はスタッフの皆さんと笑顔でした。
なんだか今日はとてもクリアな父でした。
これからは認知症専門の病棟のある病院に転院して少し精神科の治療をします。
ずっと以前に父の軽い脳梗塞を通院だけで改善してくれた病院です。
そこに送りだすにあたって・・介護タクシーまで見事にアレンジしてくださり
私と妹で無事転院し、新しい暮らしが始まります。
父の身支度を整えてくださる若い看護士さんに挨拶するときに、
「戻って来ないようにしなくてはなりませんが、もし戻ることがあったら
よろしくお願いします。」と明るく挨拶したら
「戻って来られても大丈夫ですからね・・」と応えてくださいました。
不安を持ちながら退院する家族になんという優しい言葉かけでしょう・・
感激しました。
今日は一日その言葉に癒されています・・
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虎屋の御代の春
紅白の最中

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by akageno-ann | 2019-04-03 22:33 | エッセ- | Trackback | Comments(0)

平成31年4月1日

新元号が「令和」と決まった今日だからこそ・・平成の残る30日を大切に生きたい・・
と、感じた。
電車で新元号発表の時間を過ごしたから、今日ほど皆スマホに目を落としている人の
多かった日もないだろう。

子供にスマホの結果を聞くお年寄りもいたし、皆その瞬間に安堵の色はあった・・
個人的には 和を使っていいのなら・・やはり中国の名筆王羲之の蘭亭序「永和元年」
とはじまるあの一句・・永和を懐かしんでしまう。

しかし五月から施行される「令和元年」を厳粛な思いで待とうと思う。

病院の父を見舞うが今日は妹と行った。最近はどうも一人で行けなくなっている。
父は今日はしっかりと車いすに座り 食事をさせてもらっていた。

そういう状況は申し訳なさそうないつもの威厳ある父なのだが、私たちを見て
親しそうに話しかけてくれるが・・今日は名前を思い出せなかった。
孫の名前も言ってみるが・・きょとんとしていた・・
悲しいのだが・・ここまでこうして精一杯生きて、なおしっかりとしようと
している父には恐れ入った・・

N区の社会福祉士による認定委員の方が来てくださり、父の様子をようく
観察してくださった・・
いろいろ丁寧に優しく何度も聴いてはメモされていた。

明らかに進んでいる認知症の症状をいろいろな質問で確認されている。

父は質問に真面目に答えようとしているが、生年月日がわからなくなっていた。

そういう現実を私もここでしっかり受け止めておきたかった。
父もこうして年をとるのだ・・

ふっと泣きたくもなるのだが・・我慢してしまう・・
泣きたいときは涙ぐんだ方がいい・・と 先日のイチロー選手のインタビューでも
感動して思ったが・・
人生の中で何度か訪れる哀しみの時・・

妹は必ず父と行っていたお一日の氷川神社参拝をちゃんとしてきてくれた・・
それも伝えた・・反応は薄かったが 先月は主人と一緒に行って、
そのことを主人は心からよかった・・と言っている。

母に父の写真を見せたら 「お父さんやせたね・・初めての入院かわいそう」
といい・・私も今はここで我慢するけど あと少しで家に帰りたい・・と
いう・・
今は説得はやめて・・「そうね・・もうすこしだけね」と応えるようにしている。

桜はほぼ満開に近く・・夜の雨で空気は冷え切っている・・
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by akageno-ann | 2019-04-01 22:42 | エッセ- | Trackback | Comments(1)

3月16日

この頃アポ電強盗などのニュースが痛ましいお年寄りの殺害にまで
至っていることもあり、よそ事ではありません。
危険は高齢者に確実に忍び寄っています。
我が両親もそういう電話におびえたことがありました。

一昨年春 一年の留学を終えて、帰国するという孫からの連絡を待ちわびて
いたその日電話がありました。
「おじいちゃん・・」とかかってきたので 非通知だったようですが、疑うこともせず
「Yか!」と名前を呼んだのです。
「そうそう!あのね お金盗まれちゃって・・」と話は続き
空港からのはずが会社からというので 父もそこで気づき、いったん電話を切り
すぐに警察に相談しますと 警察がすぐに来て 電話に出て話を聞き
それにのってほしい・・との提案があったそうですが やはり二度目の電話には
懐疑的に会話をしたせいか相手が切ったようです。

こんなタイムリーもあるのですから、待ちわびる孫の帰国に気持ちも動転したようで
私もすぐに実家に行き、様子を聞いたものでした。

この頃から妹と代わりばんこに実家に通っていたので、異変に気づくことができ
なんとかここまで大きな事件には巻き込まれずにいましたが、小さな出来事はいろいろ
ありました。

まず 近くの地域の金融機関でATMの暗証番号がわからなくなり、窓口に行くと
印鑑をもって来るようにいわれ、持って行った印鑑が違ったものでけんもほろろの
待遇を受け途方にくれて佇んでいる両親に実家に向かっていた私と夫で出会い、
急いで一緒に窓口に行くと やはり一人の女子に厳しく言われたので一旦家に帰りました。

いくつもある印鑑のうちの一つであろうと思われましたが、ここは元銀行員の妹に
連絡を取ると翌日すぐにかけつけてくれて、家族四人で金融機関に赴きました。
すべての印鑑の中にあてはまるものがあり、ほっとしましたがあまりに高齢者に厳しい
態度に これはこちらはやめた方がいいな・・と引き上げました。

金融機関が厳しいのは正しいのですが、あのときの惨めなほどしょんぼりした両親の
様子は忘れられません。
それ以来郵便局も銀行も必ず同行するようになりました。

そういう意味では厳しくされてよかったのです。
高齢の親とともに歩むということが必要な時代になってきました。




by akageno-ann | 2019-03-16 21:35 | エッセ- | Trackback | Comments(1)

3月6日

父が倒れた
前日夜の電話では「明日何時に来る?」とのいつものしっかりとした
声の父だった。
早朝は最近ヘルパーさんに頼んでこの日は妹が午前中の実家当番
私は朝から従妹を訪ねて スマホの使い勝手が難しいとの話をして
ちょっと機種変更を考えようと、自宅に9時に戻ってきた。
さて今日は午前中久しぶりにゆっくりして池袋の本屋によってみようか?と
考えていたところに実家のヘルパーさんから電話があった
しかもリーダーの携帯から
「なにかありました?」と自然に恐る恐る受信すると
静かな声で「お父様が起き上がれないでいらっしゃるの」と
その穏やかな声に本当に救われた。
今熱をはかって毛布で温かくして一緒に寝室にいます

その受け答えで夫はすぐに車を出してくれた。
「妹が向かっていますが、私もすぐにいきます」

「待っています、一緒にいますから」大丈夫」
その声に本当に救われた。
こちらがタクシーに乗り換えるころ車で実家についた妹は
「お姉ちゃん これは救急車がよいかも」との連絡
父は意識はしっかりしていたが」動けないという。
45分後私も実家到着
頭を膝にのせて 父に話しかけながら待っていてくれたヘルパーさんの
様子に安心しながらも119番に電話する
「火事ですか?救急ですか?」
「救急です」
場所を言い 父の様子を話すと すぐ出ると言ってくれた。
救急隊の判断がよく 総合病院に搬送し早速脳内の検査結果を
昼前に聞くことができた。
穏やかな脳神経外科医のS医師がMRIの画像を見せてくれて
「脳内出血があります、がまだ少しですから入院治療しましょう」
そう言ってくださった。

by akageno-ann | 2019-03-08 00:57 | エッセ- | Trackback | Comments(1)

3月1日

父が89歳になった。
この覚えやすい誕生日が私が生まれてから65回目か?
よくぞ頑張ってくれている。
そして私たちはずっとライバル関係にある

それが父の生きる糧になっているかもしれない
しかし父の一番の生きがいは認知症になったころからの母の世話
それも二年半前から食事全般 病院に連れて行く 外食にタクシーで
そして神社への毎月の参拝 お風呂の見守り

今私が手伝っていることの全てを二人でやってきたのだ
だから私が手を出すことが時にとてもプライドを傷つけている

今は父の生活全般にどうしても手を差し伸べたくなる私

その日によって静かにしたがってくれるが日によってはほっておいてほしいという

わかる・・・わかるけど手を出してしまう娘はぎりぎりまでやって
「お母さんをお願いします」と言って帰る・・

それが一番父との会話でうまくいくときのようだ

困ったらすぐに私に電話がかかるから安心ではあるが 私の性分でそれが実に
いつもプレッシャーになっている

しかしそういう性分な人間は実は介護に向いている

ここの義父との暮らしも毎日そうだった。

最後は3時間ごとの見守りで 呼吸が弱くなった父を夜中に見に行くのは
時としてドキドキした。

最後の1ヶ月病院に毎日通った時も ひとときもこの地を離れられなかった

それを心配した私の両親が見舞いに来てくれたのもつい最近だった。

せめて夕食を・・と主人が言ってくれて近くでお寿司を食べたな・・と
思い出した。

今その実父がときに認知症が進んでいる感じがある
一生懸命自分の生活をきちんとしようとしている父がいる

どれだけやさしく寄り添うか私にも問題がある
でもヘルパーさんたちが父の誕生日を祝ってくれたり
我が家の家事を手伝ってくれて 父との会話を盛り立ててくれることで
どれほど父は喜んでいるか
夜電話をかけてきた父が今日は元気だった・・

90歳にむけてこの一年も父は頑張ろうとしている。
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by akageno-ann | 2019-03-02 00:01 | エッセ- | Trackback | Comments(2)

二月は逃げる?

1月行く 2月は逃げる 3月去る
そんな言葉を思い出して過ごした2月だが私には長かった・・
インフルエンザの猛威もしんどいことでしたし、両親の病状にも
一喜一憂させられました。
それでもゆっくりと2月は雨と共に終わり、明日からは3月
暖かくなるそうで、期待します。

ショートステイ初めての体験は 実際不安なことも多かった父も
教員時代だったころのように結果面白い経験だったと・・いい表現を
使ってくれましたが 私も夫も初日はずいぶん心配して
やはり無理なのか?と覚悟し翌日迎えに行く気分で施設に向いましたが
一番嫌がっていた母がのんびりお茶を飲んでいた姿にはホッとしました。

そして明日迎えに来てね・・と約束して私たちは帰り 何か月ぶりに
その夜は本当にホッとできました。

施設は初日の混乱は皆さん同じです、と言ってくださり
射して問題のあるようにもおっしゃらなかったのでありがたいことでした。

人に任せるということのむずかしさ 私はどうしてこう神経質なんだろうと
反省しきりの本日です。

2月のカレンダーは写真のような言葉がありまして、とてもよい指針になりました。
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おもてなしの心とはこういうことか?と思いながらいます。

by akageno-ann | 2019-02-28 23:58 | エッセ- | Trackback | Comments(0)
気候の厳しかった二月ももうすぐ終わりますが、今日は天皇陛下御在位30年の記念の式典が
テレビで放映され拝見できました。
我が家では両親が昨日より初めてのリハビリを兼ねてのショートステイに二泊三日で
入所しまして とても緊張する初日を過ぎ、今朝また様子を見に行きますと
思ったよりとても柔らかい雰囲気で私たち夫婦を迎える二人がいてくれました。

今はきっとこの記念式典を二人で拝見して感動していることでしょう。
天皇陛下のお言葉には特に感動させていただきました。国民への感謝 そして皇后陛下への
お言葉は今回はその御歌をご紹介される形で述べられていました。
このお二人の寄り添うお姿に我が両親を重ねては恐れ多いのですが、年も近くでありまして
今日は特に涙が出るほど感動しました。
また三浦大地さんの 沖縄の言葉での演奏はまことにすばらしく陛下ご夫妻の御作である
とのことにも敬愛の念を持たせていただきました。

この30年は本当に災害の日本と言ってもいいほどの過酷な状況がありました。

そこにいつも心を寄せられるお二人にはただただ感謝と 尊敬の想いを起こします。

お言葉にはまた次世代への継承のしかたについても決して押し付けにならないよう
ご配慮があり、日本という国が謙虚にしかし力強く存在していくようにという
祈りが感じられました。

恐れ多いですが今日同日私の故郷高知のいのの大国様では春祭りが挙行され奉納花火も
打ち上げられます。(24日 17時より予定)

戦争も自然災害もない日本の次世代を思い ただただ祈りたくなります。





by akageno-ann | 2019-02-24 15:37 | エッセ- | Trackback | Comments(4)

春を告げられる

我が家にいち早く春を告げてくれるのがスノードロップ
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今年は見つけてあげるのが
遅かったが・・・ふくよかに
膨らんでいるのが
嬉しい

もう5年以上になる
そしてクリスマスローズ
たち



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難しいと思っていた
この花は我が家の
土を気に入ってくれたのか
たくさんの仲間を
増やしてくれた。

そしてひそやかにうつむいて
春を静かに告げる

心がふっとかるくなる


by akageno-ann | 2019-02-22 09:45 | エッセ- | Trackback | Comments(1)

異国からのカード

年賀状を海外に出すとかなり時間もかかるのだが 今年も二通だしていた。
そして二通とも丁寧なカードで返信が来た。

一つはマレーシア もう一つは ネパール

どちらも私は行ったことがないのではるかに思いを寄せる
エアメールは本当にそれだけで異国情緒を運んでくれる。

行ったばかりの方と 5年駐在していよいよ帰国の方とその国に対する思いは
いろいろだと思う。

はるか30年前にデリーから帰国する間際の自分を思い起こした。

インドのデリーはしんどい場所だったのに 帰るときはもう少しいてもいいなあ
いやここの生活に慣れてサーバントたちと別れるのが一番残念だった。

渡航した時使用人をしかも異国の人を使うということで一番頭をもたげていたのに

今もあの頃のサーバントたちが今ここにいてくれたら・・と切に願う

ある企業のトップの方が認知症のお母様を連れていらしていてサーバントに付き添わせて
楽しく過ごしていらしたことを思い出す。

あのころはまだ認知症という言葉はポピュラーではなく、今こうして両親の介護をしながら
人々が静かに自分らしい暮らしの中でお年寄りを見守っていらしたことを改めて思う。

母を翻弄させてはならないと思うが、やはり我が家もヘルパーさんが必要で
何人かに入っていただくようになると母は牙城を侵されるとおもうのか頑なでそれを私が
優しく諭せばいいのについ声高に叱責することもあって

反省する・・そんな翌日に電話で「大丈夫」という声を聴いて一番ほっとしているのは
自分なのに・・

父も頑張っている  そしてとにかくヘルパーさんたちが頑張ってくれている。

                             感謝感謝!!

by akageno-ann | 2019-02-20 09:11 | エッセ- | Trackback | Comments(1)