カテゴリ:老育( 66 )

母と従妹と私と

毎朝訪ねていると穏やかに施設で暮らす二人と出会えて ホッとするのだが
母は 最近その日常に慣れて 家に帰りたいをあまり言わないでくれる
でも父にも会いたいだろうし、家の近所の方たちのことも気になるだろう

ただ孫が結婚が決まったことをとても喜んでいて、その結婚式には出たいと
力強い声で「おばあちゃんも 会いたいよ!」とビデオメッセージが撮れた

それを父に見せたら、泣かせてしまって・・後になって父の想いを反芻してみて
胸が詰まる

母はとても元気になり姿勢が良くなって 血色もよく、やはり実家での
私との暮らしでは活動量がすくなかったなと省みる

従妹も二年前の手術以来ずいぶん元気になって 施設の皆さんの暖かい介護に
感謝をする。

また夕食を一緒に外食する機会を増やせるようにも感じるので 二人の好きな
和食を食べに連れて行こうと思う

もっと刺激的なことをと思うのだが 富士山の見えるホールにいて
体のことを一つ一つやってもらってテレビから情報を得て
感想を言ってくれたり 従妹はメールをくれるので
ふとこれも人生か?とも思うが わたしの日常とも違うのでもっと試行錯誤して
いかなくては・・とこの頃思う

娘のことを一番に考える従妹の母としての想いは純粋で 羨ましくもあるが
会えないことをもどかしく思わないでくれるのが有難い・・

母も私がいけばなんとか家族への想いを堪えてくれるので あの施設のアットホームな
雰囲気が助けてくれているようだ・・

どんな風に人生をすごすか・・それぞれが相乗作用でもって援けあっていくこと
そのことだけを考えてここまで来た
舅は書を人生の支えとして頑張っていた

そのことも改めて手伝えてよかったと思う・・祖父母はあの山奥で親族に支えられて
静かに人生を閉じた・・

事故に遭ったりせず、また事故も起こさず 平凡に生きることをこの時代は
ぼーーーっと生きてはいられない・・

そんなことを昨日は久しぶりに会った友人と共感させてもらって、勇気をもらった
妹が父の今後のリハビリの場所を決めてくれた・・父はどんどんクリアに戻っている
あとは歩くこと・・ゆっくりでも立てたら有難いことだ・・c0155326_13221355.jpg


茅門の風情が嬉しい
耕心館の佇まい(東京瑞穂町)






by akageno-ann | 2019-05-19 13:20 | 老育 | Trackback | Comments(0)

スリランカ

小夏という柴犬が17歳になって我が家で元気に暮らしている。
昨年冬に認知症になったかのようにひととき遠吠えをしたり
トイレの習慣が怪しくなった。
その間の夫の介助は大変なものだったが、栄養とマッサージがよかった
ようですっかり甦り私たちを喜ばしている。しかも二度目の戌年を迎え
年賀状に彼女のことがかけたのは快挙!
よたよたと歩くが実に頼もしい高齢犬で猫のさやかも一目おいている。
とはいえ一緒に過ごしているわけではなく、サンルーム越しに対面するだけだが
小夏の方は全く気にならないらしく、一瞥もしない・・

これが何かおかしい・・
この話をすると闘病中の父も笑って・・たいしたものだね・・という
父がしっかり話もきちんとできるようになり、こちらも甦り本当に有り難い。

さてスリランカの痛ましい事件に日本の方も巻き添えになられたと・・
このところ世界の情勢も誠に心配だ。

かつてのセイロンはお茶の産地で今は紅茶のファーストフラッシュつまり一番茶から
二番茶に移っている頃だと思う。
私は行けなかったが、昨年紅茶教室の先生の主催でスリランカの紅茶の旅があった。
それほどにのどかで素敵なこの季節のセイロンがなんという事件をおこしたのか
確かに私がインドにいた頃民族闘争があると聞いていたが、このようなテロの
ような話はなかった・・
しかし30年前のあの頃はアフガンやパキスタンの内戦があり、インドも北部のシュリナガルで軍人たちが多く町を支配していた。今思えば怖い話だが、がけ崩れのあった通行禁止の道路を軍人を一人のせて行けばタクシーを通してやるという駆け引きがあった・・その日の午後の便でデリーに帰る予定があったので気持ちがせいて怖いなんて少しも思わなかった。そして無事に空港について天井に皹の入った飛行機でデリーに辿りついた日のことが思い出された。それにしても悲惨な事件が身近に起こる・・世の中の安全を心から祈るばかりだ。
のどかさを打ち破るようなむごい闘争は絶対になくさなくてはならない・・
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by akageno-ann | 2019-04-22 14:55 | 老育 | Trackback | Comments(0)

厳しい現実

まもなく私も前期高齢者の仲間になるが、高齢者というのんびりした気持ちにはなれない。
今自宅のある地域は車の運転をしないととても暮らせない場所にある。

しかし池袋の車の暴走事件が起こると、とても他人ごとには思えず、怯える
かつて舅も86歳までスクーターを運転していた。
父は運転こそしなかったが、87歳あたりから自分主義になり人からの注意を聞けなくなっていた。

タバコを倒れるその前日まで吸っていて、私に何度も気をつけるよう注意をされていた。

もうその頃は生返事でなんとか玄関前の吸い殻入れの場所で吸うことだけは習慣づいていたが
それでも気が気ではなかった・・
歩きたばこが近所であったし・・

辞めさせることのむずかしさをこれからの高齢化時代に真剣に考えて行かねばならない
私の友人のお一人は70歳で車検切れを一つの契機に車の免許を返納していた。

大事な選択だ。

その日からバスやタクシーを使い、またよく歩くようになって、健康になったと聞いている。

私たちもいよいよ体がしんどくなったら車のいらない場所に移り住もうかと考えている。

そして健脚であること・・父は健脚だったので足の悪くなった母をよくタクシーで食事に
連れて行ったりしていた・・
それは1年前まで続けていたことで、私が介入してからも短距離でもタクシーを使うように
なっていた・・
それは父の生活の知恵だった。

いたましい事件は風化させるのではなく、ある日突然車の中で脳疾患の発作が起こったりも
するので、皆で覚悟していきたい・・
郊外は歩いて30分でも車に頼る暮らしになる・・
あけぼの子どもの公園くらいは歩いていきたいものだ。
なるべく歩こうと・・思い直している。
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by akageno-ann | 2019-04-20 15:29 | 老育 | Trackback | Comments(1)

心ざわつく日々

母も新しい環境に慣れるのは大変でしょうし・・
自宅や父への郷愁もあるはずなので 心配で様子を見に行きますが
スタッフの皆さんが本当にこころにかけてくださり
また利用者の方たちもやさしい方たちで
恵まれているのですが・・母の気持ちはたまに可愛らしい幼女のように
いやいやをします・・

でも今は私も父のところにも行かねばならず また自宅のこれからも
考えて片づけをしはじめ・・
両親と共に これからの生活を少しずついえかなり縮めていかないと
行けないと思っています。

またご近所のご高齢のご夫妻がサービス付き高齢者住宅に移られるので
少し片付けのお手伝いをしていますと・・

まことに他人ごとでなく・・
その方によれば 80歳は大きな節目だとおっしゃいます

両親も80歳の頃そういっていましたが、そこを過ぎるとやはりまた
自宅で過ごしたくなってくるようです・・

舅とはずっと一緒でしたから・・あたりまえのようにその老いと共存できましたが
両親と一緒に暮らしてあげられないことに心はざわつくのです。

申し訳なくて仕方ない気持ちと・・いい施設で見守られている有難さと
共存して落ち着きません・・・慣れてしまってお任せしっぱなし・・というのは
一番したくないのですが・・そういうことも従妹のことでしばらく行けなくて
お任せしたままにしたこともあります。

心をざわつかせるのは当然だと・・言ってくださる方も 自分の体も気をつけて・・とも
言われるのですが・・難しい年齢になってきた自分です。

でもこうして書かせていただいていると・・少しずつ落ち着けます。
お読みいただき・・コメントやまた親しい友人からメールをいただいて
本当に感謝しています・・
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by akageno-ann | 2019-04-16 15:24 | 老育 | Trackback | Comments(0)

菊池寛  父帰る

思い出の数々が頭を過る・・
高校生の時 母と私には「菊池 寛」という合言葉があった。
父の帰宅は夜9時過ぎのことが多く、それまでの時間が比較的母と娘二人の
自由な時間だった。

高校からの帰りが6時過ぎで食事を三人で済ませ、それから勉強時間なのだが
8時頃によく友人と電話で話をした。
当時はまだ一通話10円だったせいか、気楽に電話していた。
母は寛容だったが、父は子供が電話を占領していることには批判的だったのだ。

話に熱中して父の帰還に出迎えられないとかなり機嫌が悪くなるので母は
「菊池 寛」と言って、私を玄関先に促した・・

そう「父帰る」の作品名にかけていたのだ・・

そんなことを思い出したのは 昨日の父は1カ月ぶりにかなり甦ってくれた。
その前に妹が行ってくれていて、「お父さん話ができるようになっている」
と電話があり・・それまでのしんどそうな父の様子から随分回復したのだと
期待していたが・・期待以上だった・・

母の写真を見せると父は手で顔を覆って泣かれた・・
私も言葉に詰まったが、泣かずに「お父さん・・お母さん頑張ってるから・・」
そういうと・・そうかそういう話がいちばんいい・・と応えてくれた。

あまり興奮はさせない方がいいとのことなので・・短時間の面会だが
いつものように「気をつけて・・」と人を気遣う言葉が出て・・

安堵した・・しかもからだをよじるようにしていたのに昨日の父は
普通に椅子に座って穏やかな表情をしていた。
思わず写真を撮らせてもらって 親族にラインで送り 母にも見せた

母は「お父さんやせたね・・」と言ったが・・
少し家に帰りたがっていた母が「私もここでもう少し頑張る・・」と言ってくれた。

プロの介護士さんがおっしゃるとおり・・慣れるのに2週間はかかる・・とは
実に正解で・・自分の居場所としての納得にはそれだけの経過が必要なようだった。

私は姑息な手段を使って・・一週間くらい?と母に尋ねられると「そうそう」と
いい加減に答えたが、それはいけないことだった・・

母の中に一週間はしっかりと期間として刻まれ・・むしろきちんとしたここでの
長期にわたる生活のことを少しずつ理解してもらうことが必要だった・・

「父帰る・・」そんな合言葉を母は覚えているだろうか?
明日はそんな話をしながら 父の甦りを喜びたいと思う・・
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by akageno-ann | 2019-04-14 22:18 | 老育 | Trackback | Comments(2)

都心部と郊外部

今年の桜は長持ちで、雪にも見舞われたのに都心部でも
まだまだ楽しめる。皆ゆっくりと歩を進め桜を最後まで満喫しようとする姿が
のんびりしていていい・・
郊外に戻ってたまに都心部の
実家の方に来るのだが、どちらが本拠なのか今の
私にはわからない・・こういう状況をもたらしてくれた父にも今は心から感謝する

こちらの都心部にも知り合いも増え、買い物に出ると両親の様子を聞いてくれたり
静かに見守ってくださっている温かい気持ちに触れて・・都心のなんともいい
感じを受けると・・私の終末期はここがいいなあ・・とも思ったり、
または高知へ帰ることも私は考えている。

私は高知で生まれているので幼少期しか知らなくともそこで最後を迎えたい・・と
言う気持ちはある・・

それも決して消したくない思いであり、希望なのだ。

とにかくわたしは親族の絆を大切にしたい・・

親族であってもいろいろな考えもあり、私は親族に疎まれることもある
特に義父のことではそこまでやらなくても・・と言われもしたが
そこまでが・・どこまでか?私にはわからないのだ・・

ただ確かに義父のお世話をするのに仕事を辞めてしまったこと・・その後も復職の
チャンスを何度か無駄にした・・

今日桜を見ながらふと思い出したら・・それは自分の根性のなさだとわかった
それを介護だの看護だののせいにしてはいけない・・

そう思いながら・・今は病院と施設にいる両親と 従妹を思いながら
そのスタッフの皆さんに心から感謝し、自分のできることを遂行することを
ひたすら考える・・これだけは私の性分のようなのだ。

そうしてこれから電車でゆっくり郊外部にもどり・・家の片付けをする
片付けながら・・どこに住むことになるのかまた考える
根無し草のようであって・・どこでも生きていける自分の性格も嫌ではない
だから嫁ぎ先でもなんとか根付いたし・・インドのニューデリーでも
根付くことができた
田舎に帰ればそれなりに仕事もするだろう
要するにのんびりできる性分ではない・・

命をかけている・・
自分もここまで生きられた幸せを感じるし、あとはエネルギーのある限り
やれることをやって、命を使い果たしたい・・
まだまだ仕事をしなくてはならないから、けがにだけは気をつけたい。
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by akageno-ann | 2019-04-12 15:16 | 老育 | Trackback | Comments(0)

ある引っ越し

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 桜は同じ場所でも
 毎年その美しさが
 違っていて
 このかすみ川と
 いう小さな支流の
 土手の桜は大きさ
 といい花の色といい
 40年近くここに
 住んでいて
 今年が一番だと
 私は思う。


母の施設の帰りに思わず車を止めて、この景色をとった。桜が咲き始めたころは 
両親のことで頭がいっぱいで、今年は桜が楽しめないのでは・・と思ったのだったが・・
一年に一度のこの花の饗宴はやはり忘れられない風景の一つになった。

そしてしばらく自宅を離れていた私もご近所の方々とまた接点ができ、今日はその中でも
自治会役員をご一緒にさせていただいたご夫妻が80歳を超えられたことを機にこの地から
離れ高齢者用の住宅に移り住まわれる・・ことになり、引っ越しの手伝いに伺った。
随分と片付いていて、大きな荷物を外に運び出すだけの作業だったが 夫婦で手伝っていて
後の会話は 自分たちも一度こうして荷物の整理をしておく必要があるということだった。

2000冊に及ぶ蔵書のうち 1000冊を新しい住居に運んだそうで・・さすがの読書家夫妻
私も随分ご本をいただいたが、さすがにもうこれ以上は・・と丁重に辞退させていただいた。

食器や新品のフライパン 鍋と お言葉に添ってずいぶん頂戴したが
自分たちも荷物を増やしてはならないな・・と思ったりした。

この夫妻は実に老後をよく考えられ・・この決断をされたのだが さらにお幸せな老後を
と、お祈りした。
年配の方との出会いもここでは実に勉強になり、税理士でいらしたご主人は自治会の
ことを実によくまとめ、私たちにはPCのエクセルを教えてくださったり・・
忘れられない贈り物を・・たくさん頂戴した。

そしてこれかもこの方を尊敬し、見習って行こうとつくづく思った。
何よりご夫妻は50代でご両親の介護を夫婦でなさったかた・・
今から30年も前だと、介護認定制度もなく本当に大変だったと・・
だから子供たちにはそういう苦労をかけまいと常に考えていらしたのを
垣間見ている・・

見事・・としか言えず、それでもなお 完璧でなくいくつの不安があると
正直にお話しくださった・・

庭のクリスマスローズも根分けしていただくことになり・・その花と共に
思い出を振り返ろうと思う・・
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by akageno-ann | 2019-04-09 22:57 | 老育 | Trackback | Comments(0)

母 甦る

新しい環境の中で男子スタッフの見守りをなかなか受け入れられない 母を
夜中の見回りなど 遠巻きにしてくださるなど工夫して気を遣ってくださった
おかげで 1週間目に母は突然 しっかりと状況を呑み込めるようになった。

いつものように心配な気持ちで部屋に入っていくと

「あら・・来てくれたの・・大丈夫よ・・」と
全然今までと違う対応に ちょっときつねにつままれたような思いで
話しかけると・・

週刊誌 買ってきてくれる部屋にいる時読みたいから・・と
そして  ノートと鉛筆ね・・

嬉しいリクエストだった・・

母は三か月前くらいの母に戻ってくれていた・・
寒い間は家に籠りがちなので、テレビを見る以外 何もしなくなって
いて・・運動もほとんどしなくなっていた

施設に入って 毎朝の体操に 言葉の練習 それも母の大好きな古典の朗読など
多岐にわたり・・大変工夫してくださって・・
家に父と三人でいたころより活動量が増えて  そういうことが一番脳の活性化に
繋がると つくづく思った
夕べは主人にも行ってもらって その会話の内容の発展にも驚いてもらい
今日は妹が久々の母との対面で 喜んでくれるといいのだが
妹も母の甦りをずっと期待していたから・・
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父はとにかく懸命に病院で自分の姿勢を保つよう頑張っているし
周りの人々 私たち家族のことを心配できるまでになった

ただ食が進まなくて・・・スタッフの方々が心配してくださっていた。
丁寧にみてくださる病院に本当に感謝・・

併せて・・・これからの自分の老後をきちんと準備しなくては・・
と・・仕事も真剣に考える・・

桜は見事な満開で今年の美しい桜色が勇気をもたらしてくれるようだ。
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by akageno-ann | 2019-04-07 11:41 | 老育 | Trackback | Comments(2)

3月30日

結婚記念日だった・・・妹に言われるまで完全に忘れていた・・
忘れていられるというのはある意味この結婚生活が日常に同化していて
違和感がないということなのかもしれない。

結婚何年目・・などと数えているうちは 何かおぼつかなさがあるのかもしれない・・

39年目だと 改めて数えてみた。

久しぶりに泳いだ・・・ここのところゆっくりと水に浸かっていられなくて
水泳教室も今月は今日だけだった・・
最終日のせいか中級は私一人で贅沢なマンツーマン指導になった。
19歳のコーチだが 実に真摯に的確な指導をしてくれる。
今日は900メートル・・疲れた体がリラックスできて
水泳はへたなマッサージより断然私には効くセラピーなのだ。
あとは猫との癒しの時間・・動物に触る感覚は本当に癒される・・

母の施設生活はまだまだ家に帰りたい思いはあるようだが、あたたかい目で
見守ってくださるスタッフのお蔭で 二日目は体操もしていたし、お食事も
美味しいと「おやすみなさい」の電話をくれた。

これまで電話がくるといつもドキドキして 真夜中に行かねば・・と思ったことや
始発で実家に向かったこともある・・

よくぞここまで頑張ってくれたが・・ここからは少し皆でゆったりしよう
その後またどのように変化するかわからないけれど、とりあえず・・今日の
結婚記念日に自宅にいて・・父母のこともそれぞれに病院と施設で見守って
いただいていることに心から感謝する・・

父の所へは妹が、母とは従妹も一緒に明日の日曜日は過ごそうと思っている。

あまり気はゆるめない・・今日の朝ドラ最終回の「まんぷく」の松坂慶子扮する
福子の母の口癖「有頂天になってはだめ、いいことのあとには必ず悪いことがおこる」
その理念は私の中にもずっとある・・

あああ・・なんかのんびりしていていいなあ・・と思った瞬間にいろいろな事件が
起こったり・・震災だってある。

どこかに緊張感も持って残る人生を過ごしていかねば・・それにしても自分の身の回りの
始末も・・考えて行かねばと思いながら・・今日はもう一つ掃除を熱心にできなかった。

明日また頑張ろう・・
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by akageno-ann | 2019-03-30 23:31 | 老育 | Trackback | Comments(1)

3月29日

母に従妹のいる施設に入所してもらって、第一日目を自宅で過ごしている。
久しぶりの自宅・・猫も犬も私にちゃんと愛想よくしてくれる。

老犬小夏はシャンプーしてもらってとても綺麗でゆったりと暮らしているし
猫のさやかは一歳になって 大人っぽくなっていた。

この朝 母と二人の簡単な朝食を済ませて、夫が迎えに来てくれるのを待った。
有難いことにご近所の親子さんが母としばしの別れを惜しんでくださって、
母がほっとした笑顔になったことが有難かった。

久しぶりのドライブも桜の様子を見たりしながらゆったりと過ごしていたようだ。
私はもしかしたら限界に来ていたかもしれなかったが、それは少しの間でも
夜中に両親の心配を直にしなくていい、お風呂にゆったり入ることのできる
そんな安心感を得たように思う。

とにかく子育てをしていないと、実にイレギュラーなことに弱いのだ。

大人はそれほど突飛なことはしないはずだったが、年をとると思いがけないことが
起こってくる・・母は我が家を離れることに恐怖を感じてしまうこともあったり
ちょっとの声掛けで安心したり、幼子の様な所が出てきた。
しかし一旦安心すれば、そこでの暮らしに何とか溶け込んでくれるだろう

だが時間がかかる・・そのことを踏まえて様子を見てくださる若いスタッフの方たちに
感謝する・・今日もウエルカムの後・・母の座位の様子 歩く様子をじっくりと
見てくださる・・
しかも「こんなにしっかり長く座っていられるなんてすばらしい」
と、今まで私が褒めてあげたこともないことを褒めてくださって、とても
嬉しかった・・

靴の合わない様子もすぐに気づいていただいて、サンプルをはかせていただき
母は久しぶりに自分の靴の色を決めた。
時折見せる不安な顔がふっと笑顔になることが増えればきっと慣れてくれるだろう
私が自己流でご都合主義な介護をしてきたので、迷惑もかけるが さりげなく
母を見守っていければ・・と思う

そうしていると、父の転院が決まった、来週である。

幸いに脳の出血が収まり吸収されたようなので、次は認知症の治療になり
リハビリとなる。

いつも通院していた病院が受け入れてくれることになって、父も新しい暮らしが
始まる・・いつも一緒だった二人を引き離してしまったが・・これは強制ではなく
偶然から始まった、必然だと自分を言い聞かせる・・

樹木希林さんの「一切なりゆき」を借りてよんだが、成り行きは単に偶然ではない
そう思った・・それまでの積み重ねた経験が瞬時の決断を下す 力になっていると
信じる・・

今日はゆっくり眠り、明日また母と従妹のところに行こう・・
従妹が母のいい先輩になってくれている。

ふるさとの桃の花の写真が送られてきた・・
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by akageno-ann | 2019-03-29 23:38 | 老育 | Trackback | Comments(0)

かけがえのない日本の片隅からの発信をライフワークとして、今は老いていくにも楽しい時間を作り出すことを考えています。


by ann