アンのように生きる・・・(老育)

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かけがえのない日本の片隅からの発信をライフワークとして、今は老いていくにも楽しい時間を作り出すことを考えています。

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My time has come at least.

Spring has come.
春の良き日に ドラマ「花子とアン」でこの言葉を呼び戻された。

モンゴメリーの原作を村岡花子氏によって翻訳された 「ついに私の番が来た」
マリラが アンを引き取ることにした時の決意・・

人間には与えられた使命があり、その好機が来たらその使命を全うせよ・・
という これも聖書の教えのようだ。

知らないうちにアンシリーズを読みふけりながらそんなモンゴメリーの持つ
精神を学んでいたらしい。

だから学生時代に聖書も読み、またミサ曲も好んで合唱した時代がある。

従妹が58歳の誕生日を無事迎え、今日はやっと許された外出と天候に恵まれて
二人の大好きな割烹のカウンターで 食事できた。

姿勢よく楽しげにおいしそうに 刺身や天麩羅を食べて元気になってくれたように思う。
先日スタッフの方から できることが増えてお元気そう・・と言ってもらえ、
この一年を振り返った。

8月頃まではなんだか不安の方が大きかったが、その後に母が具合悪くなってあまり長い時間
彼女とかかわれない日が続いたが 春と共に双方元気になってくれて少しほっとしている。
だが私は完全に気を許してはいない。
自分を含めて人間には何が起こるかわからない・・という気持ちがこの従妹が倒れた日から
持ち続けている・・

そしてどういうわけか彼女を近くで見られるのは私・・とすぐに思ってしまった・・

その時の自分のあまりにも即決した心はなんだったのか?
おそらく彼女が最初に目覚めた日にそのそばにいて・・「アンちゃん・・ごめんなさい・・」と
言った言葉のせいだったと思う・・

彼女は自分の置かれたとんでもない病状を理解していた・・

あれから14年が過ぎた・・

今日の「花子とアン」のドラマを見ていて、村岡花子氏の妹さんが戦争孤児を引き取ろうと
いう決心をしたときに、花子が「ついに自分の番が来た」というこの言葉を通して
一人一人に与えられた使命があることを改めて気づかされた。

春と共に一斉に咲き誇った桜とともに・・ふと勇気づけられる日でもあった。

Happy birthday to you!!
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by akageno-ann | 2018-03-27 22:04 | エッセ- | Trackback | Comments(1)

卒業証書授与式

実家の帰りに母校の前を通ると そこは卒業式
何年前だったか この同じ正門を在校生に送られてだらだらと別れを惜しみながら
歩いたスロープを思い出した。
良い天気に恵まれた式は本当に嬉しいものだ・・
もう半世紀前だというのにあの日のことは鮮明に覚えている。
よく泣いた・・何がそんなに悲しいのか・・と言われるほどに・・中学校生活は
とても思い出深いものだった。

あの頃の担任の先生はもう亡くなられて・・個性豊かな先生方だった。

家に帰り 大きな買い物のレジ袋にセロリの葉っぱをのぞかせて玄関に入ろうとすると
公園で遊んでいた女の子が四人で 私の名前を呼びとめた。

「あらああ・・今日はあなたたち卒業式だったわね・・おめでとうございます。」
というと・・四人が一緒に私に手紙を手渡してくれた・・
「お世話になりました。今日卒業しました。皆で手紙を書きました。」と
いう・・

この子たちは本当にかわいいご近所さんだった・・そして私をきちんと名前で呼んでくれて
おばさん扱いせず、友人のように話をしてくれるのだ・・

手紙には 低学年のころ3年間 自治会の行事にコーラスをしたことやうちで楽しく
打ち上げをやったことを思い出として綴ってくれていた。

その上 最近下校の見守りにほとんど出られなくなっていたので「姿を見ないので心配しています。」
とも大人びた言葉で案じてくれている・・

この子たちと触れ合ったことは私の大きな宝物になっている・・

言葉のひとつひとつに感動して すぐにまだ公園で遊んでいた彼女たちに
「ありがとう・・・感激しちゃったわ・・またお茶会しましょうね・・」と
お礼をいうと・・素直に喜んでくれて・・こどもらしく「わーーい」と言ってくれた・・

とてもエネルギーc0155326_21040502.jpg
をいただいた。家に戻ると主人もかつて一年生を受け持った子供たちの卒業式に参列して帰ってきていて
感動して泣けた・・と言う話をしてくれた。

小さな学校で退職すると・・こうして元担任をいろいろな場面に呼んでくれて
時には水泳を教えたり、卒業制作の陶芸の指導に行ったりして、1年生の時からの繋がりを
大切にしてくれるようだ。

本当に子供たちの明るい未来を祈りながらこれからも何かの形で触れ合って見守っていけたらと
つくづく感じさせていただいた日だった。老いた親をしっかり介助する生活も
この子供たちのように純粋にやって行かねば・・とも思った。



by akageno-ann | 2018-03-23 21:03 | エッセ- | Trackback | Comments(2)

桜に寄せて

桜を愛でる日本人は多い
私はこの15年間 桜は厳しい気持ちでその開花を待っていた
のんびりと花見をした記憶はかなり前に茶道の師を ある大学の桜を
お見せした時以来だと思う。
あの頃はこの住んでいる場所近くの見事な桜を車で見つけては
親しい人や家族を案内していた。

80歳を越えられ その前年に急にご主人を亡くされた茶道の師を
そのご主人がかつて教壇に立たれた大学が近かったので
ご案内した。
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その桜は残念ながら大学移転の
関係で昨年無残にも切られてしまった。






桜に寄せる思いはいろいろとある。15年前から従妹が入所した施設はいろいろな形で桜を
見せにやはり近隣を探しては車で連れて行ってくれた。
桜を見るたびにここまで元気に過ごせた、という思いが強くなるが
今年はことさらである。
昨年の従妹の怪我や病による手術・・
それを乗り越えて、穏やかに過ごす従妹と今年はどこの桜をみようか??
と話せるまでになった。

桜が咲いて気温が落ち着いたら・・と彼女が言ったので・・
その頃に施設の近くの桜を見て・・食事に連れ出そうと・・そこを目標に
また少しでも元気に過ごそうと・・話した。

そしていつか多分介護付きのクルーズを見つけて・・二人で旅に出たいと
夢を持っている・・船は車いすもよく動かせるし・・
揺れに強い彼女はきっと喜ぶと思う・・

それを大きな目標にお金もためて・・そしてそういう旅が企画されるように
祈りながら・・進んでいこう・・と笑顔で話した。

桜に向けて元気になる・・

今年は去年よりも少しずつだが生きる希望を感じる私たちがいる・・
明日はまた寒く・・桜の開花が少し遅れるこの地域
ゆったりと桜を愉しめる春を祈りますが また施設でお世話になった看護士さんが
退職されるという別れの季節でもある・・

慈しむ 子らに見守られ 花吹雪   
                    小学校を退職した日を思い出した・・



by akageno-ann | 2018-03-18 23:13 | 番外編 | Trackback | Comments(1)

5年かかって種からここまでに育った、白いクリスマスローズ
友人にいただいた種が・・・
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寒い冬であったのでここまでにも随分と時間がかかったが
そして我が家のこの花たちがこの暖かさにびっくりしたように
咲きだした。
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もともと好きな花だったが
あちらこちらからいただいた
種や苗で増えたレンテンローズ
冬から春への橋渡しをして
くれるようだ。








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そこここにこぼれ種で
増えてくれる強い
花なのだが
買うと意外に高い・・
うつむく花だが
その中にハッと上を向く
花があってその可憐さに
癒される。




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実家のご近所の家の桜が
あっという間にさいて
びっくりさせられた。
お母様を見舞いに出かけられて
いるその家主の方に
メールで写真を送ったら
さくらんぼの花なのだ
と教えられて・・
優しい気持ちにさせられた。

花はいつも感動があるが
春の花は本当に嬉しい。


















明日は気温20度を超すという・・全ての場所が暖かい春になりますように・・
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by akageno-ann | 2018-03-13 23:14 | エッセ- | Trackback | Comments(1)

降りつつ消える 春の雪

久しぶりの高知・・ふるさと  祭り  仁淀川

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母の初節句の時のひな人形が
飾られた 椙本神社の春祭り

友人の奉納してくださった
お雛様も参拝客の目の保養

昔ながらの段飾りは重厚です。

奇跡的に暖かく良い日に恵まれて
参拝客もたくさん見えての
春祭り

私も少しずつ地元の人々に
知り合いもできて・・
祭りにはかえってきていると
思っていただき


役割も分担してもらって
自分の位置ができると
本当に有難く、居やすい。


しかし刻々変化するこの世相にも
また一抹の不安を覚えながら
最期の地をどこにするか
考えるようにもなった。
今テレビでプレバトという番組が気に入っているが、夏井先生の軽妙な俳句指導に
感銘を受けつつ、祖父の句集を改めて読んだりしている。
祖父は高知県の仁淀川上流の村で 村人たちとの俳句の会を主宰し、丁寧に指導したらしい。
その祖父のために作っていただいた句碑・・それが
「笹の穂に降りつつ消える 春の雪」だった・・

大雨の日にその句碑を見に 一走り仁淀川沿いを早朝一人車を走らせた。

その間 父のこと 祖父のこと曾祖母のこと 実際に会えなかった祖母のこと
父の継母にあたり私をいつくしんでくれた祖母のことなど走馬灯のように
思いだし・・ふと仁淀川に吸い込まれそうになりながら・・・この美しい川を
汚すようなことは絶対にしてはいけない・・とエネルギーをもらいながら走らせたことが
これから生きる自分の人生に支えになった・・

祖父の暖かさを再認識する旅になった・・





by akageno-ann | 2018-03-06 22:54 | エッセ- | Trackback | Comments(0)