かけがえのない日本の片隅から
LIVE 第3部に入りました。
「LIVE」は 人間の変わらない愛情と献身を持って介護と看護をしていく家族の物語です。
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LIVE 第3部 no.2 献身
悦子が今までに様々な家族に出会い感じたことを今自分の家族を病の床に着かせている、この状況下で、改めて思い返すときがきた。
人が一生を終えるには多くのシチュエーションが用意されている。
天寿を全うしたと90歳の女性が最後に「バイバイ」と手を振って家族と別れを告げ、ただただ感動の中で家族に愛され続ける様子を見たこともあった。
若い母親が病を得て闘病し、まだ小学校に上がらない我が子を遺して逝かねばならぬ悲痛の中の最後にも立ち会った。
大きな悲惨な経験は阪神淡路大震災の時の応援で神戸に行ったときだった。
あの寒い一月末、若かった悦子はボランティアとしての看護チームに入った。
何も大きな組織のない中で自分のできうる処置を緊急で行う為に自ら被災地に赴いた時にみた、充分に治療されないままに命を落とす大勢の人を見たときの言いようのない焦燥感もあった。
あれからすでに16年の歳月が経っている。
この間にもおそらくはかなりの人々が思いがけない災害というものがもたらした怪我や病で命を落とされたとも聞いている。
姉の発病はこの災害に遭遇した人々のような突発的なことであったが、幸いに家族の中で姉以外は元気なのだから、この人一人を救うことはたやすいことだ、と思うことにした。
どんなときも希望を胸にしていれば、乗り越えることはできる、と信じることができた。
その希望なくしては 「献身」する心は育たない。
悦子は最近たくさんの後輩を指導し育てる役割を担うようになってから、そんなことを考えられるようになった。
希望・・・少しでも多くの希望を持つ者は、やはりそこに優しさが感じられるのだ。
希望と献身という二つの想いが重なれば、きっと姉は良くなっていくという確信が出始めていた。
つづく

冬瓜バニラジャムぱにぽぽさんのお店で見つけました。冬瓜がしっかりとした果肉を残しそのままでも充分紅茶の共になるジェリーのような食感です。バニラのさやが一緒に入っていて、香りと味をしっかりひきたてています。感動の初めての味です!
ぱにぽぽちゃんのお店でのことは →小夏庵で
もう一つ・・胸きゅんのお話は↓
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# by akageno-ann | 2011-01-19 23:17 | 小説 | Trackback | Comments(8)







